第一王子ディートリヒは幼い頃から冷たく人の心がわからぬ“冷害王子”と呼ばれてきた。それは権力に目が眩む母親の執着と虐待を受けてきたせいだったが、ある日彼は、城に忍び込んだ一人の少女と出会う。王宮の泉に祈りを捧げれば母の病が治ると信じて祈る少女の姿を見て、ディートリヒは自分にはないその温かさに心打たれるのだった。
――数年後、優しい少女・マルグリットはディートリヒの婚約者に選ばれ、心からの笑顔と真心で尽くしてくれたが、やがてディートリヒには王位をめぐる血で血を洗う運命が待っている。そんな運命から遠ざけたくて、ディートリヒは彼女をわざと傷つけ、ついには婚約破棄してしまうのだった。
やがて月日は経ち、断罪されたディートリヒが処刑台に登る時が来るが、なんとどこかで幸せに暮らしているはずのマルグリットが民衆に紛れて一心に自分のために祈ってくれていた。その姿に、初めてディートリヒは気づいた。(自分は間違っていた。マルグリットを幸せにしたかったら、ずっと傍にいるべきだった。願わくば、共に生きたかった…)と。ディートリヒの願は叶わぬまま無惨に首が刎ねられるが、なぜか次に目覚めると4年前、マルグリットと婚約が決まった日に時間が巻き戻っていて…?
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